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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

後藤の家に米を借りに行く母。其の一

後藤の家に・・・01
婿養子の父が、単身赴任先で女を孕ませたことで、
激怒した祖父は、母や祖母の意向にはお構いなく、両親を離婚させてしまった。
ところが、その直後に祖父は脳溢血で他界してしまったのだ。
祖父が急逝したときに母が三十四歳、祖母が五十二歳だった。

祖父の言いなりに生きて来た祖母と一人娘で甘やかされて育った母に
生活力はなく、終戦後間もない時で、今の様に慰謝料とか養育費など
父から取れるあても無く、現金収入の途絶えた我が家は途方に呉れた。

十一歳の私と十三歳の姉の二人の子供を、世間知らずの女二人で
育てるのは大変だったと思う。

父と祖父と言う男手が無くなった我が家は田植えも出来ず、
米が足りなくなると、しばしば近所から借りていたが、
前に借りた分を返せないと、次は借りにくくなる。

夏休みに入ってすぐの夏祭りの前日、母から突然、
「隣村の後藤の叔父さんの家に米を借りに行くからついてきな」と言われた。

後藤剛三は祖父の末弟で後藤家に養子に入ってから、
持ち前の才覚で農業の傍ら土木建築や内緒の金貸しなども手掛けて、
元々資産家であった後藤家を更に大きくしていた。
しかしアクの強さや貸金の取立ての厳しさ、女癖の悪さなどが相俟って
評判は芳しくなかった。

後藤のことを母が「叔父さん」と呼ぶので、私達も「後藤の叔父さん」と呼んでいた。

後藤の家までの距離は子供心には相当遠かった様に思うが、
子供の足と着物姿の母がブラブラ歩いて、朝出かけて昼前に付いたから、
今ならたいした距離でもないのかも知れない。
 
後藤の家に・・・02
後藤の家族は夫婦と中学生の娘・久美子だけだったが、
女中や屋敷の横の納屋の二階には土木関係の使用人などもいた。

剛三の妻である久美子の母は結核で療養所に入院している事が多く、
帰っても子供に感染させるといけないので庭の奥に建てた離れに寝起きしていた。

後藤家に着くと、家には叔父だけしか居なかった。叔父は母に、
「家内はまた療養所に入った。女中は町に買物に出かけて、夜しか帰らない」
と言いながら、母に上がるように強く勧めた。

そして所在無さに壁にもたれてる私をみて、
「俊ちゃん、下の川に行って遊んでおいで、近所の子供達も遊んでるから」
と言った。

川に行くと子供達が数人泳いだり、甲羅干しをしていたが、
見知らぬ私を仲間に入れて呉れる雰囲気ではなかった。

面白くないので家に戻ると、二人の姿は無かった。
座敷も広間も総て開け放って居るのに姿が見えない。

裏庭の池の鯉でも見ようかと思って裏に回ると納戸が見える。
簾(すだれ)を下ろして其の中に昼間から蚊帳を吊っている。
明るい外からは、中の様子は暗くてハッキリとは見えにくい。
ただ納戸へ上がる敷石の上に見覚えのある母の下駄が揃えてあった。

声を掛けようかと思ったが、子供心に何となく引っかかるものが有って、
納戸の戸袋の陰からそっと部屋の様子を窺った。
薄暗い部屋の中の様子も、目が慣れるとボンヤリとながら浮かび上がってきた。

そこには布団の上に二人の大人が抱き合って居る様な姿勢で座っていた。
よく見ると着物を胸元まで広げた母の乳に口を付けた叔父が、
母の着物の裾を割って股間に手を差し入れていた。
私はハッとして戸袋の影に顔を引っ込めた。
後藤の家に・・・03
母が、「いけないよ、叔父さん、俊も居るんだよ、堪忍して」と言う声と、
「子供達が腹減らしてるんだんべぇ、米が居るんじゃねぇのか」
と言う叔父の声の後暫らく沈黙が続いてから、
「見てみい、ちゃんと濡れとるじゃねぇか、此処は嫌がっておらんぞ」
と言っていた。母の声は何時しか、
「ねーひさしぶりだから、そっとしてネ」
と言う甘い声に変っていた。
聞き耳をたてている私を邪魔するように、けたたましい蝉の声が降っていた。
もう一度部屋を覗くと、布団の上に大きく広げて、上がった真っ白な母の足を、
肩に担ぐようにして、その間に叔父の頭が盛んに上下している。
相変わらず母は「ああいいい、ああーああ」と切ない声を発し続けていた。

やがて叔父は母の足の間に褌を外した腰を沈めて、
盛んに尻を打ち付ける様に動かした。
母の喘ぎ声は、一段と大きくなり、
「アアハー、いい、いい、あーいいわー」
と悲鳴に近くなっていった。

叔父の尻が邪魔に成って結合部分は見えなかった。
何とか結合部分を見たいと、薄暗がりへ目を凝らせて居ると、叔父の、
「あー紗江ちゃんイクぞ、イクイク」と言う声と、一際高い、母の、
「あーいい、いい、イーイクイク」
と言う苦しそうな声が重なって聞こえて来た。

私は足音を忍ばせながら池の向こう側雑木林に入りち、クヌギの木を蹴って、
クワガタ取りに夢中に成っている振りをした。

直ぐ出て来るのかと思った母は中々出て来なかった。
再び始めたのかな、と思って覗きに行きたい衝動に駆られたが、
二人が出て来て鉢合わせする恐れが有るので我慢して、
次々に木を蹴ってクワガタを取り続けた。

「俊ちゃん、虫取りしてたの」
と言いながら、気だるそうな表情の母が髪を直しながら出て来たのは、
一時間も過ぎたころで有った。一重の着物は胸元や裾が乱れたままで、
眩しそうにお日様を見上げていた。

  1. 若き日の性欲
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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